2018.06.15

フリーランスの必需品!?私が考える記憶に残る名刺作り

こんにちは、ヒラノです。
この度サイトリニューアルに伴いフリーランスの必需品、名刺も新調しました!

今回はこの名刺ができるまでを紹介します!

名刺は便利なコミュニケーションアイテム!

名刺とは、ただ名前と肩書と連絡先が書いてあるだけの紙ではないのです。
実は……

名刺ってすっっっごく便利で大切なアイテムなんです!

名刺とは直接お会いするお客様には勿論、交流会などに参加するときは必ず交換する自分の分身のような存在。
特にクリエイター系の職種ですと十人十色、個性的で素敵な名刺の方が多いです。
では、なぜ名刺が便利アイテムかというと…

●便利要素その1「記憶に残る」
私は人の顔と名前を覚えるのが得意ではないのですが、名刺に個性があると後から見返しても「この人とはこんな話をしたな」とか「雰囲気があんな感じだったな」など一度しか会っていない相手でも思い出すことができます。

●便利要素その2「会話のきっかけになる」
お恥ずかしながら、私は会話が上手くありません。
特に自分からの話題提供が苦手です。(改善したいとは思ってます)
でも名刺を交換した際、相手もしくは自分の名刺が個性的だとなんと!
名刺が会話の糸口になるんです!すっごーい!
つい最近参加した名刺交換会でも、中々見ない工夫をされている名刺を頂戴しましたが皆さんしばらくその名刺の話題で盛り上がっていました。

どうですか?
名刺の魅力、伝わりましたか?
伝わったところで、次は名刺作り実践編です。

名刺作り実践編

印刷所を決める

私は印刷所から決めました。
理由は
・印刷所によってデータの作成ルールとテンプレートがある
・印刷代の確認、確定をするため
・デザインデータが完成したらすぐに入稿できる

今回はリーズナブル&加工が充実なライオン名刺さんを利用させて頂きました。
新規会員登録でスグに使える500円分のポイントも貰えます!
名刺印刷・作成なら激安・格安のライオン名刺

2-2.用紙サンプルを取り寄せる

紙にはたくさんの種類があります。
色・厚さ・質感など、紙が違えば名刺の印象も変わります。
紙の種類に関して全くの無知ですと、いざ完成した名刺が届いたときに
「思っていたより紙がペラペラ」
「デザインと紙質が合ってない」
と、想像と違ったわこれ感を味わうことがあります。(実体験)

せっかくのオリジナル名刺!
こんな残念感を味合わないためにも用紙サンプルを取り寄せましょう!
大抵の印刷所さんは無料でお取り寄せできますよ。優しい!
ちなみにこれがライオン名刺さんから頂いた実際の用紙サンプルです。

それぞれの紙にサンプルが印刷されているのも大変参考になりました!

デザインコンセプトを考える

それでは、皆さん大好きデザインの時間です!
何かをデザインするとき必要なのがまずコンセプト。
私はこれがないと真っ白なカンバスに一体何をどう配置すればいいのかわかりません。
道標がない。迷子です。

では「デザインコンセプトってなんだ」って話ですが、g先生で意味を調べると「概念」「全体を貫く基本的な観点・考え方」と教えてくれます。
……が、概念かぁ…難しいなぁ…。

といわけで私なりに「デザインコンセプト」という言葉を日本語に置き換えるなら
・このデザインでターゲットにどんな影響・結果をもたらしたいか
・このデザインでターゲットにどう感じて欲しいか

といったところです。

今回の私の名刺作りに当てはめると、
「この名刺を貰ったクリエイターさんまたは企業さんに、私のイラストへ興味を持ってウェブサイトを見てほしい(そして仕事欲しい)」
「この名刺を貰ったクリエイターさんまたは企業さんに、信頼感を与えたい(そして仕事欲しい)」
になります。信頼感はウェブサイトのコンセプトととも同じです。

記載する情報を決める

デザインを組み立てやすいよう、名刺に載せる情報を書き出します。
私が名刺に載せることにした情報は
・肩書と名前
・ウェブサイトURL
・メールアドレス
・SNSアカウント

ここまでは名刺として基本的な内容ですね。

更に今回コンセプトに従い+@として
・たくさんのイラスト(イラストに興味を持ってもらうため)
・イラストの仕事への想い(信頼をPR)
・ウェブサイトのPR文とQRコード(ウェブサイトを見て貰いやすくするため)
・イラストの具体的な使用用途(対応できる仕事を示した方が頼みやすいのではないかと考えたため)

を加えました。

デザインラフを描く

デザインコンセプトと記載する情報量を元にどんなデザインにするか考えていきます。
私はこの工程は連想ゲームのようなものだと思っています。
今回の名刺ではこんな感じ。

そしてできあがったラフがこちら。

自分さえわかればそれでいいのです。

デザインソフトで制作

ラフを元に素材として使うイラストを描き、印刷所のサイトからダウンロードしたテンプレートを使用してデザインデータを制作していきます。
実践編1で書いた通り、印刷所によってデータの作成ルールとテンプレートがあるのでデータ不備や意図しない印刷結果にならないように、よ~~~~~く確認します。
わからない点は電話で聞いたらすぐに丁寧に教えてくださいます。

試しに印刷してデザインチェック

デザインができたら完全データにして即入稿!…ではなく、自宅のプリンタで印刷してみます。
※「完全データ」とは印刷所のルールに従って作成した修正の必要がないデータのことです。
紙は普通のA4コピー紙。
PC画面と実際に紙に出力したものって意外とギャップがあるものなんですよね。
未だに慣れないものです。
なので私は印刷物のデザインをする場合は必ず印刷してみます。

私が特に気にして見るのは
・文字のサイズ(PC画面で見るよりでかく感じることが多い)
・細い線の太さ(PC画面で見るより太く感じることが多い)
・全体のバランス(実際の名刺サイズに切って見ます)

紙を決める

実践編2で印刷所から取り寄せた用紙サンプルとにらめっこして名刺にする紙を決めます。
紙選びの基準にしたのは
・2つ折りなので、折った際に厚みが出過ぎないように
・水彩風塗りのデザインなのでツルツル質感より表面に薄く凸凹があるもの
・柔らかい印象にしたいので真っ白な紙ではなくややクリーム掛かったもの

その結果【ジェントルフェイス 175k 紙厚 約0.25mm】に決めました。

入稿~完成!

デザインOK!
完全データOK!
紙選びOK!
~そして入稿へ~

お疲れさまでした。
こちらが完成品です。

最後に

以上が私の名刺ができるまで、でした。
私はクリエイター(特にイラストレーターやデザイナー)にとって名刺はミニチュアのポートフォリオだと思っています。
時間が経ってからでも「そういえばあんなテイストのイラストレーターさんいたな。今回の案件に合いそうだから連絡してみようかな」と思い出して頂けるように記憶に残る名刺を、と考えて作成しました。

この意図が上手くいったかどうか、結果が出るのはまだ先でしょうが
今回紹介した流れや考え方は名刺のみならず、創作する仕事全般の基本的な部分にも繋がっているのではないでしょうか。
これから名刺、はたまた他の何かを創っていく方に一つでも参考になるものがあったら嬉しいです。

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